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10月6日の日本株朝展望:7万円定着なるか、半導体株と国債入札が焦点

朝の東京の金融街に株価チャートと半導体、国債のモチーフを重ねたイメージ。

10月6日の日本株朝展望:7万円定着なるか、半導体株と国債入札が焦点

きょうの日本株は、日経平均が7万円台を維持できるかが最初の焦点だ。5日の終値は6万9,946円86銭。前夜の米国ではナスダックが1.05%上昇し、6日早朝の報道に掲載されたCME日経平均先物は7万195円だった。ハイテク株高は追い風になる一方、前日の大幅上昇を受けた利益確定売りも見極めたい。

午後は国内10年国債入札を受けた金利の反応が重要になる。株価が上がっても、金利上昇とともに買いが一部の大型株へ偏るなら、市場全体の強さとは分けて見る必要がある。

  • 寄り付き: 7万円を超えるだけでなく、その後も買いが続くか。
  • 前場: 半導体株の上昇がTOPIXや値上がり銘柄数に広がるか。
  • 後場: 国債入札後の長期金利と、銀行株・グロース株の反応。
  • 引け後: 15時35分予定の植田日銀総裁の挨拶。発言内容は寄り付き前には未確定だ。

本稿は2026年10月6日8時の寄り付き前展望。日本株は5日の大引け、米国株は現地5日の終値を使用し、為替・金利・先物は以下に示す報道時点の値を扱う。8時ちょうどのリアルタイム値ではない。

目次

前日の日本株:急反発したが、上昇の広がりには差

5日の東京市場は、主力株への買いで反発した。

  • 日経平均:6万9,946円86銭、前営業日比1,637円40銭高(2.40%高)。
  • TOPIX:4,145.22、54.22ポイント高(1.33%高)。
  • 東証グロース市場250指数:812.24、14.01ポイント高。
  • 東証プライム売買代金:概算7兆7,509億円。
  • プライム騰落:値上がり863銘柄、値下がり633銘柄、横ばい56銘柄。

指数は5日15時30分の終値、グロース250は15時45分更新の掲載値。売買代金と騰落は大引け後の概算だ。野村證券の東証株式市況、トレーダーズ・ウェブの指数データで確認できる。

背景は、前週末の米雇用統計を受けた早期追加利上げ観測の後退。半導体関連などに買いが入り、日経平均は一時7万72円13銭まで上昇した。一方、高値では利益確定売りも出た。

日経平均の上昇率はTOPIXを上回り、値下がり銘柄も633あった。主力株の強さは確認できるが、全面高ではない。 きょうは指数の上昇幅に加え、買われる銘柄が増えるかを見たい。

前夜の米国株:ハイテク株高が続く

米国の主要3指数はそろって上昇した。ただし、上昇率には差がある。

  • ダウ平均:5万1,267.90、0.18%高。
  • S&P500:7,773.95、0.66%高。
  • ナスダック総合:2万7,477.31、1.05%高。

6日5時41分の米国株概況によると、ダウは序盤の下落から持ち直し、IT・ハイテク株は堅調だった。同報道掲載のCME日経平均先物は7万195円、大証終値比105円高。日本株の寄り付きには支えとなる水準だが、先物価格をそのまま現物指数の予想値にはできない。

日本市場では、前日に買われた半導体関連が続伸するかが手がかりになる。寄り付きの買いが一巡した後も高値を保てるなら、米株高を受けた買いの持続を確認しやすい。

為替・金利・原油:株高を支える材料と重荷

外部環境は一方向にそろっていない。円相場は輸出株の手がかりになり、長期金利はグロース株の上値を左右する。

ドル円は158円前後の動きに注意

5日のニューヨーク市場でドル円は158円30銭まで上昇した後、157円91銭まで反落した。米長期金利の上昇でドル買いが進み、米ISM非製造業景況指数の発表後には買いが後退した。フィスコのNY為替概況

同報道では、9月ISM非製造業景況指数は54.9で、予想55.0と8月の55.4を下回った。日本時間の寄り付き前に円高が進む場合、輸出株への追い風は弱まる。逆に158円付近へ戻っても、日本株全体が上昇するとは限らず、内需株との強弱を確認したい。

米金利は高水準、国内は入札後の反応を見る

日本時間5日23時35分配信の市場報告では、米10年債利回りは5.29%、前日比0.02ポイント上昇だった。これは米国市場の途中経過で、終値ではない。フィスコのNY市場動向

追加利上げ観測が後退しても、長期金利が下がるとは限らない。金利がさらに上昇する局面では、将来の利益への期待で買われるグロース株に負担がかかりやすい。

国内では10年国債入札が予定されている。日本10年債の寄り付き前の最新利回りは本稿では確認できていないため、後場は入札結果と実際の金利変化を組み合わせて判断したい。

原油は下落、終値の細かな差は留保

共同通信はWTI11月物の5日終値を89.43ドル、前週末比1.68ドル安と報じた。一方、フィスコ配信では89.35ドルとされ、報道間に差がある。ここでは89ドル台へ下落した方向を材料として捉える。共同通信の原油市況、フィスコの原油市況

原油下落が続けば、運輸や原材料費の影響を受ける企業には支えとなり得る。ただし、円安が進めば輸入コストの軽減効果は薄れる。原油だけでなくドル円も併せて見る必要がある。

きょうのイベント:引け前後で材料を分ける

日中は国債入札、引け後は日銀総裁の発言が焦点になる。

  • 日中:国内10年国債入札。 結果公表後の債券価格と長期金利を確認する。
  • 15時35分:植田日銀総裁の挨拶予定。 現物株の15時30分大引け後に当たり、発言を受けた反応は先物・為替と翌営業日へ持ち越される。
  • 21時30分:米8月貿易収支。 東京市場の立会時間外の材料として扱う。

時刻は日本時間。市場スケジュールに基づく。日銀も6日の全国証券大会における植田総裁の挨拶を公式予定に掲載している。発言内容を先取りして、きょうの株価上昇・下落の理由にすることはできない。

想定シナリオ:7万円の維持と買いの広がりをセットで

上昇継続を判断するには、価格と市場の中身の両方が必要だ。

強気に傾く条件

米ハイテク株高を受けて半導体関連が堅調に始まり、日経平均が7万円台を維持する。同時にTOPIXも上昇し、プライム市場の値上がり銘柄が増えるなら、主力株から市場全体へ買いが広がる展開を想定できる。

原油安の継続と、国債入札後の金利の落ち着きも支えになる。

弱気に傾く条件

7万円を超えて始まっても、前日終値の6万9,946円86銭を下回り、半導体株やTOPIXが同時に失速するなら、利益確定売りが優勢になった可能性を考えたい。

前日高値の7万72円13銭は比較の目安になるが、固定的な抵抗線ではない。金利上昇や円高が重なる場合は、値下がり銘柄数も確認する。

寄り付き・前場・後場で見るポイント

きょうは、最初の指数上昇だけで判断を終えないことが大切だ。

  • 9時の寄り付き: 現物が先物の7万円台を追うか。半導体株と輸出株の初動を確認する。
  • 前場: 日経平均が7万円台を保つか。TOPIX、グロース250、騰落銘柄数がついてくるかを見る。
  • 後場: 国債入札後に金利が上がるか下がるか。銀行株とグロース株の反応が分かれるかを確かめる。
  • 15時30分以降: 大引けの水準と、その後の総裁発言を切り分ける。

最も見たいのは、7万円到達そのものより、到達後に買いが残るかどうかだ。TOPIXの追随と午後の金利の落ち着きが伴うかが、前日の急反発を継続できるかを判断する具体的な手がかりになる。

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