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日経平均は11円安でも値上がり1193銘柄、10月9日の日本株と連休明けの焦点

東京の金融街と、朝の下落から持ち直す株価チャートを描いたイメージ。

日経平均は11円安でも値上がり1193銘柄、10月9日の日本株と連休明けの焦点

10月9日の日本株は、日経平均が11円19銭安の6万9030円92銭で3日続落した一方、TOPIXは0.33%上昇した。東証プライムでは1193銘柄が値上がりし、値下がり328銘柄を大きく上回った。日経平均の小幅安に比べ、市場の中身は底堅い一日だった。株探の大引け速報

日経平均は朝方に約892円下げたが、午後には一時プラスへ戻した。次の立会日は10月13日(火)。連休中の米国株と為替に加え、半導体株の持ち直しが続くかが焦点になる。

  • 日経平均は小幅続落、TOPIXは反発。
  • プライム市場の値上がりは約77%。指数の下落ほど売りは広がっていない。
  • 半導体製造装置株が指数を支え、ファーストリテイリングとソフトバンクグループが重荷になった。
  • 連休明けは6万9000円付近の値動きと、TOPIXの上昇が続くかを合わせて見る。

本稿は2026年10月9日16時時点で確認できた公表情報を基準とする。終値と場中値は以下で区別した。

目次

主要指標:日経平均の下落と、買いの広がりを分けて読む

日経平均とTOPIXの方向は分かれた。市場全体を判断するには、騰落銘柄数も欠かせない。

  • 日経平均・15時30分終値:6万9030円92銭、前日比11円19銭安(0.02%安)。
  • TOPIX・15時30分終値:4104.81、前日比13.35ポイント高(0.33%高)。
  • 東証プライム・大引けの騰落:値上がり1193、値下がり328、変わらず25。
  • 東証グロース市場250指数・15時23分の場中値:806.32、前日比11.57ポイント高(1.46%高)。この値は終値ではない。

日経平均とTOPIXの終値はフィスコの速報、グロース250の場中値は株探の時系列ページで確認した。グロース250の確定終値は、確認できた掲載情報では未確認だった。

売買代金については、東証プライムの前場実績が4兆647億円。前場の出来高は10億8899万株だった。大引けの売買代金は確認できていないため、前場の数字を一日分として扱わない。SBI証券の前引け市況

朝の下げを戻したが、最後は小幅安

日経平均の安値は9時20分の6万8150円02銭。15時20分には6万9143円45銭まで戻したが、終値は前日終値をわずかに下回った。Yahoo!ファイナンスの日経平均データ

安値から終値までの戻りは約881円ある。朝の売りを吸収した点は支えとなる一方、午後の高値からは押し戻された。買いが広がったことと、日経平均が反発を定着させられなかったことの両方を残す相場だった。

主導したのは半導体の持ち直し、重荷は値がさ株

半導体関連をひとまとめにすると、この日の動きは見えにくい。指数への寄与は銘柄ごとに分かれた。

日経平均を押し上げた主な銘柄は、アドバンテストの146円71銭、東京エレクトロンの128円94銭。対してファーストリテイリングは244円33銭、ソフトバンクグループは191円75銭の押し下げ要因となった。両社の下落が、他の銘柄への買いを指数上で打ち消す形になった。

業種別では33業種中25業種が上昇した。

  • 上昇上位:海運、その他製品、サービス、食料品。
  • 下落上位:銀行、非鉄金属、小売。

これらは大引けの寄与度・業種別集計による。買いは半導体製造装置だけに限られず、幅広い業種に及んだ。一方、銀行や非鉄金属も下落しており、全面高には届いていない。

外部環境:米ハイテク株安が朝の売りにつながる

東京市場の寄り付きでは、前夜の米国市場の明暗が材料になった。

SBI証券の前引け市況によると、現地8日はダウが反発した一方、AI・半導体関連が下落し、ナスダック総合指数は続落した。東京でも関連株に売りが先行したが、前場のうちに東京エレクトロンなどが上昇へ転じた。米国株の弱さをそのまま引き継ぎ続けたわけではない。

為替は、後場寄り付きの報道でドル円が158円00~10銭と、午前9時ごろとほぼ同水準だった。同じ時点では上海総合指数が約1.2%安、香港ハンセン指数が約1.0%高と、アジア株も方向が分かれていた。フィスコの後場寄り付き概況

国内長期金利については、Investing.comの日本10年債利回りページで10月9日欄に3.025%が掲載されていた。ただし、確認した表示は更新途中のデータであり、東京市場の確定終値としては扱わない。日本10年債利回りの履歴

日経225先物も、前場時点では6万8670円と報じられていたが、大引け後の値は未確認。連休明けの方向を考える際は、この前場値よりも、その後の夜間取引と海外市場の動きを優先したい。

大引け後の決算:機械関連に支え、金融には弱い材料も

15時30分に発表された決算は、10月9日の場中の値動きと切り分けて見る必要がある。

  • OSG:通期経常利益予想を320億円から380億円へ18.8%上方修正。年間配当予想も115円から130円へ増額した。決算速報
  • マルマエ:今期経常利益は前期比61%増、2期連続の最高益を見込む。決算速報
  • イオンフィナンシャルサービス:上期経常利益は前年同期比11%減。6~8月期は45%減だった。決算速報

OSGの説明には、電子部品・半導体製造装置やデータセンター向け需要の堅調さが含まれる。機械関連の需要を考えるうえで支えとなる材料だ。ただし、原材料在庫や関税還付も利益に寄与しており、増益のすべてを需要拡大だけで説明することはできない。

金融関連には減益決算も出ている。連休明けは業種全体への買いに加え、決算内容による選別が強まる可能性がある。

海外では、9日23時に米ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されている。消費者心理とインフレ期待が、米金利や株式市場にどう反映されるかを確認したい。当日のイベント予定

10月13日の焦点:6万9000円とTOPIXの底堅さ

次の現物株の立会いは10月13日(火)、9時から15時30分。12日(月)はスポーツの日で休場となる。JPXの休業日一覧

上向きのシナリオは、連休中に米ハイテク株が落ち着き、東京でも半導体製造装置株の買いが続く場合だ。日経平均が6万9000円付近を保ち、TOPIXと値上がり銘柄数も強ければ、9日の戻りに継続性が出る。

反対に、米ハイテク株安が再び強まり、値がさ株への売りに銀行・非鉄金属の下落が重なる場合は、買いの広がりが縮む可能性がある。日経平均だけが下げるのか、TOPIXも下落へ転じるのかで、地合いの評価は変わる。

寄り付き後は、次の3点を押さえたい。

  • 日経平均:6万9000円付近で踏みとどまり、9日の高値6万9143円台を上回れるか。
  • TOPIXと騰落数:4100ポイント付近を維持し、値上がり優勢が続くか。
  • 主導株と外部材料:半導体製造装置株の続伸、連休中のドル円・米金利、決算発表銘柄の初動。

9日は日経平均の下落幅より、値上がり銘柄の多さが目立った。13日に確かめるべきなのは、その買いが連休を挟んでも続き、指数の反発につながるかだ。

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