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米株高が追い風、日経平均6万6000円を試すか—8月26日の日本株朝展望

朝の東京市場を背景に株価チャートが表示されているイメージ。

米株高が追い風、日経平均6万6000円を試すか—8月26日の日本株朝展望

8月26日の日本株は、米ハイテク株高と米長期金利の低下を追い風に、買い先行が見込まれます。焦点は、日経平均が前日終値の6万5856円から6万6000円台へ進めるかです。

一方、原油価格は下落したものの、中東情勢はなお不安定です。ドル円も159円台と円安水準にあり、輸出株には支えとなる半面、輸入コストへの警戒は残ります。

  • 前日の日本株:日経平均、TOPIXともに0.50%高
  • 前夜の米国株:主要3指数が上昇し、ナスダックは0.7%高
  • 外部環境:原油と米長期金利が低下
  • 本日の焦点:6万6000円台の定着、午前8時50分の国内物価指標、半導体株の持続力

※市場データは、特記のない限り2026年8月26日午前8時までに確認できた情報です。

目次

前営業日の日本市場は切り返して反発

8月25日の日経平均は、前日比328.34円高の6万5856.43円で終了しました。朝方には900円を超えて下落しましたが、その後は下げを埋め、3営業日ぶりに反発しています。

主要指数と市場指標は次の通りです。

  • 日経平均:6万5856.43円(前日比328.34円高、0.50%高)
  • TOPIX:4093.67(20.38ポイント高、0.50%高)
  • 東証グロース市場250指数:781.30(9.93ポイント高、1.29%高)
  • 東証プライム市場の売買代金:約7兆99億円
  • プライム市場の騰落:値上がり844、値下がり643、変わらず63

日経平均だけでなくTOPIXも同率で上昇し、東証33業種のうち22業種が値上がりしました。指数寄与度の高い銘柄だけに依存した上昇ではなく、一定の広がりを伴っています。

金融・非鉄金属が支え、自動車は重荷

上昇率上位には非鉄金属、保険、証券・商品先物、銀行が並びました。一方、輸送用機器、海運、ゴム製品は下落しています。

特に自動車株の弱さは、円安だけで買われる相場ではないことを示しました。海外需要、関税、原材料価格など、為替以外の材料も併せて見られています。

グロース250指数は1%を超えて上昇しましたが、前場時点ではグロース市場全体の値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回っていました。指数上昇と個別銘柄の体感が一致しない可能性には注意が必要です。

米国株はそろって上昇、金利低下がハイテク株を支える

25日の米国市場では主要3指数が上昇しました。ナスダックの上昇率が最も大きく、東京市場の半導体・ハイテク株には追い風となります。

  • S&P500:7677.28(24.42ポイント高、0.32%高)
  • ダウ工業株30種平均:5万3577.40ドル(160.24ドル高、0.30%高)
  • ナスダック総合:2万6151.30(171.11ポイント高、0.66%高)
  • ラッセル2000:3010.02(14.94ポイント高、0.50%高)

原油安でインフレへの警戒がやや和らぎ、米10年国債利回りは前日の4.70%から4.63%へ低下しました。金利上昇の逆風を受けやすいハイテク株や中小型株が上昇したことは、日本のグロース株にとっても好材料です。

ただし、米10年債利回りは中東情勢が緊迫する前の3.97%をなお大きく上回っています。金利低下を新たな上昇トレンドと決めつけるより、原油価格とともに持続性を確認する局面です。

寄り付き前の外部環境

株価指数先物は現物終値に近い水準にあり、米国株高を受けても大幅な上放れを示す状況ではありません。寄り付き後に現物株へ買いが広がるかが重要になります。

日経平均先物

CMEの日経225先物は、確認できた8月25日の価格が6万5880円でした。前日の日経平均終値をわずかに上回る水準です。

初動で6万6000円を超えても、先物主導の上昇だけでは失速しやすくなります。TOPIXや値上がり銘柄数が伴うかを確認したいところです。

為替

ドル円は25日の東京市場で159円台前半から一時159円40銭まで上昇し、日銀が公表した午後5時時点では159円44〜45銭でした。

159円台の円安は輸出企業の採算面を支えます。ただし、急速に160円へ近づけば、輸入物価や政策対応への警戒が強まりやすく、単純な株高材料とはなりません。

米金利と原油

北海ブレント原油は25日に3.6%下落し、1バレル87.27ドルとなりました。米10年債利回りも4.63%へ低下しています。

原油安は日本株にとって、次の経路でプラスに働きます。

  • 燃料や物流コストの負担を抑える
  • インフレ懸念を和らげ、海外金利の上昇圧力を弱める
  • 空運、陸運、化学などエネルギー消費の多い業種を支える

反対に、鉱業や石油関連には利益確定売りが出やすくなります。中東情勢の進展次第で原油が急反発する余地も残っています。

8月26日の注目イベント

東京市場では、寄り付き直前の国内物価指標と、米国時間のGDP改定値が注目されます。

午前8時50分:企業向けサービス価格指数

日銀は7月の企業向けサービス価格指数を午前8時50分に公表する予定です。サービス分野の価格上昇が強ければ、日銀の政策正常化観測や国内金利に影響する可能性があります。

結果は寄り付きの10分前です。銀行・保険などの金融株、不動産株、グロース株の初動を比べると、市場が金利材料をどう受け止めたかを把握しやすくなります。

午後9時30分:米GDP改定値

米国では4〜6月期GDP改定値の発表が予定されています。東京市場の取引終了後ですが、発表を控えた持ち高調整が後場に出る可能性があります。

また、米半導体大手エヌビディアの決算発表も控えています。結果が東京市場へ直接反映されるのは翌営業日となるため、26日は期待先行の買いとイベント前の手じまいが交錯しそうです。

強気材料と弱気材料

現時点では強気材料がやや優勢です。ただし、日経平均の6万6000円近辺では戻り売りも想定しておく必要があります。

強気材料

  • 米国の主要3指数がそろって上昇
  • ナスダック高による半導体・ハイテク株への追い風
  • 米10年債利回りの低下
  • 原油安によるインフレ・コスト懸念の緩和
  • 前日の日本株が安値から大きく切り返したことによる需給改善

弱気材料

  • 中東情勢の悪化による原油急反発の可能性
  • 米長期金利が依然として高い水準にあること
  • ドル円が160円へ接近した場合の政策対応への警戒
  • エヌビディア決算を前にした買い控えや利益確定
  • 日経平均6万6000円台での戻り売り

ここがポイント: 6万6000円を一時的に超えるかではなく、その水準でTOPIX、値上がり銘柄数、売買代金がそろって強まるかが、本日の地合いを判断する軸です。

寄り付き・前場・後場で見るポイント

時間帯ごとに観察する対象を絞ると、指数だけでは見えにくい相場の強弱をつかみやすくなります。

寄り付き:6万6000円と半導体株

まず確認したいのは、日経平均が6万6000円台へ乗せられるかです。米ナスダック高を受けて半導体株が買われれば、日経平均を押し上げる可能性があります。

ただし、寄り付き直後に高値をつけて失速する場合は、米株高が事前に織り込まれていたと判断できます。企業向けサービス価格指数を受けた国内金利の動きも同時に確認したいところです。

前場:上昇の広がりを確認

前場では、TOPIXと市場の騰落が重要です。

  • 日経平均とTOPIXがそろって上昇しているか
  • プライム市場の値上がり銘柄数が値下がりを上回るか
  • 半導体だけでなく金融、内需、グロース株にも買いが広がるか
  • 原油安を受け、空運や陸運などが反応するか

日経平均だけが高く、TOPIXや騰落数が弱い場合は、少数の値がさ株に依存した上昇です。前日よりも相場の裾野が狭くなっていないかを見ます。

後場:イベント前の持ち高調整

後場は、米GDP改定値とエヌビディア決算を控えた手じまいが出るかが焦点です。前場の上昇を維持できれば地合いの強さが確認できますが、売買代金が伸びないまま失速する場合は、イベント待ちの色が濃くなります。

本日の実践的な確認点は次の3つです。

  • 日経平均6万6000円台を大引けまで維持できるか
  • TOPIXとグロース250指数が日経平均に追随するか
  • 米長期金利の低下と原油安が続くか

米株高は明確な追い風です。それでも、本当の試金石は寄り付きの高さではなく、前場から後場へ買いが持続するかにあります。翌営業日には米GDPやエヌビディア決算の影響が加わるため、26日後場のポジション調整まで確認しておきたいところです。

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