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日経平均は大幅反落、TOPIX横ばい 6月5日の日本株は大型株売りと中小型買いが交錯

日経平均は大幅反落、TOPIX横ばい 6月5日の日本株は大型株売りと中小型買いが交錯

6月5日の日本株は、日経平均だけを見ると弱い一日でした。確認時点(2026年6月5日16時ごろ)で、日経平均は66,606.28円と前日比864.41円安。指数寄与度の大きい主力株に売りが出た一方、TOPIXは3,951.98とほぼ横ばい、東証グロース市場250指数は767.48と3.19%高でした。

結論は、全面安ではなく「大型ハイテク売り、中小型・グロース買い」の色が強い相場です。次回6月8日の立会日は、米雇用統計後の米金利・ドル円、そして週末を挟んだ先物の反応をまず確認したい局面です。

  • 日経平均: 66,606.28円、前日比864.41円安(-1.28%)
  • TOPIX: 3,951.98、前日比0.13高(ほぼ横ばい)
  • 東証グロース市場250指数: 767.48、前日比23.71高(+3.19%)
  • 日本10年国債利回り: 2.66%、前日比0.01%低下(11:33時点)
  • 米国では5月雇用統計が日本時間5日夜に発表予定
目次

主要指数は日経平均だけが大きく下げた

指数の形はかなりはっきり分かれました。

日経平均は1%超の下落でしたが、TOPIXは小幅プラスで踏みとどまりました。値がさ株の下落が日経平均を押し下げた一方、東証全体では買われる銘柄も残っていたことを示します。

指標確認値前日比騰落率
日経平均66,606.28円-864.41円-1.28%
TOPIX3,951.98+0.130.00%
東証グロース市場250指数767.48+23.71+3.19%

売買代金と騰落銘柄数については、JPXの東京証券取引所日報が6月5日16時時点で6月4日分までの掲載だったため、最終確定値は更新後に確認が必要です。日中の地合い判断では、日経平均の下げ幅よりも、TOPIXが崩れなかった点とグロース250の強さを重く見たい日でした。

セクターは海運、不動産、保険が強く、非鉄・金属・化学が重い

業種別では、買いが入った場所と売られた場所がきれいに分かれました。

強かった業種

上昇率が目立ったのは、海運業、不動産業、保険業、その他製品、繊維製品です。

  • 海運業: +3.98%
  • その他製品: +1.89%
  • 不動産業: +1.65%
  • 保険業: +1.38%
  • 繊維製品: +1.29%

特に海運の上昇は、指数全体が重いなかでも資金が循環していたことを示します。保険や銀行もプラスで、金利水準が高止まりする環境を意識した買いが残りました。

弱かった業種

一方で、非鉄金属、金属製品、化学、電気機器が下げました。

  • 非鉄金属: -1.95%
  • 金属製品: -1.67%
  • 化学: -1.33%
  • 電気機器: -1.13%
  • 石油・石炭製品: -1.00%

日経平均を押し下げたのは、こうした景気敏感・ハイテク寄りの売りです。前日までの上昇が大きかった銘柄ほど、週末前に利益確定の対象になりやすかったと見られます。

外部環境は米雇用統計待ち、国内金利は高水準のまま

5日の東京時間では、日本10年国債利回りが2.66%と小幅低下しました。ただ、絶対水準は高く、株式市場にとってはバリュエーションを意識させる材料です。

為替は前日4日夕方に1ドル159円89~91銭と、159円台後半の円安水準でした。円安は輸出株の支えになりやすい一方、日銀の追加利上げ観測が強まると、銀行・保険には追い風でも、成長株には重しになります。

米国では、BLSが5月雇用統計を6月5日午前8時30分(米東部時間)に発表予定です。日本時間では5日夜の材料になるため、6月8日の東京市場はこの結果を織り込む初回の立会日になります。

ここがポイント: 6月5日の下げは、日経平均の大幅安だけで判断すると弱く見えます。ただしTOPIXは横ばい、グロース250は大幅高で、資金が市場から一斉に逃げた相場ではありません。

大引け後の決算・開示は個別株中心、指数への影響は限定的か

6月5日は、日本駐車場開発などが決算発表予定に入っていました。決算発表数は多くなく、指数全体を一気に動かすというより、6月8日は個別の材料株に反応が出やすい日になりそうです。

見るべき点は次の3つです。

  • 決算銘柄のPTSや気配が、グロース・中小型株の物色継続につながるか
  • 業績修正や配当方針の変更が、同業種へ波及するか
  • 米雇用統計後の為替が、輸出株と内需株のどちらを支えるか

個別銘柄の好悪材料は、指数の方向感とは分けて見た方がよい日です。

6月8日の注目点は「米雇用統計後の初動」

次回立会日の6月8日は、強気材料と弱気材料がぶつかります。

強気材料は、TOPIXが崩れていないこと、グロース250に買いが入ったこと、銀行・保険・不動産などに資金が残ったことです。日経平均が下げても、物色の受け皿があるなら地合いは急には悪化しません。

弱気材料は、日経平均の値がさ株売りが続く場合です。電気機器や非鉄金属の下落が止まらなければ、指数の見た目は再び重くなります。米雇用統計を受けて米金利が上がり、ドル円がさらに円安に振れる場合も、日銀の利上げ観測を通じて成長株には揺れが出ます。

6月8日に確認したい順番は、次の通りです。

  1. 日経平均先物が週末の米雇用統計をどう織り込むか
  2. ドル円が160円台を試すのか、159円台で落ち着くのか
  3. 電気機器・非鉄金属の売りが続くか
  4. グロース250の反発が一日で終わらず続くか
  5. TOPIXが3,950前後を維持できるか

日経平均の大幅安に対して、TOPIXとグロース250が崩れなかったことが5日の最大の特徴です。6月8日は、米雇用統計後の外部環境を受けてもこの分散した物色が続くか、それとも値がさ株売りが市場全体に広がるかを見極める立会日になります。

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