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日経平均は朝安から切り返し67743円で反発、7月15日に問われる半導体株の戻りの強さ

東京市場の値動きをイメージした株価ボード。

日経平均は朝安から切り返し67743円で反発、7月15日に問われる半導体株の戻りの強さ

7月14日の東京株式市場で日経平均は、前日比500円77銭高の6万7743円50銭で取引を終えた。前場には米ハイテク株安や中東情勢への警戒から一時1000円近く下げたが、後場にかけて切り返した。急落後にも買いが入る地合いを示した一方、半導体関連への不安が消えたわけではない

TOPIXも31.49ポイント高の4038.98ポイントとなり、日経平均だけの反発ではなく、主力株を含む市場全体に買い戻しが広がった。

  • 日経平均:6万7743円50銭(前日比 +500円77銭、+0.74%)
  • TOPIX:4038.98ポイント(同 +31.49ポイント、+0.79%)
  • 東証グロース市場250指数:717.95ポイント(同 +1.08ポイント、+0.15%)
  • ドル・円:後場寄り時点で1ドル=162円20〜30銭台
  • 次回立会日の焦点:米6月CPI、米金融当局者発言、半導体関連株の需給

※売買代金と東証プライム市場の騰落数は、原稿確認時点で確定値を確認できなかったため掲載を見送った。

目次

主要指数:前場の売りを後場に取り戻す

日経平均は前場、前日比564円安の6万6678円36銭で終えた。AI・半導体関連株が売られ、朝方には下げ幅が一時1000円近くに広がった。

しかし、後場は下値での買いが入り、終値ではプラス圏に浮上した。前日に日経平均が1300円超下落していたこともあり、短期的な売りが一巡した局面で押し目買いが入りやすかったとみられる。

東証グロース市場250指数も小幅ながら反発した。大型の半導体関連株が売られる場面でも、新興市場まで全面安にはならなかった点は、市場心理が一方向のリスク回避だけではなかったことを示す。

セクター動向:半導体の弱さと内需・資源関連の強さが同居

前場から後場寄りにかけては、非鉄金属、電気機器、ガラス・土石製品が下落率上位となった。半導体製造装置や電子部品など、ここまで指数をけん引してきたテーマに売りが向かった。

一方で、鉱業、サービス、海運は上昇率上位だった。原油供給を巡る懸念が残る局面では、資源関連に資金が向かいやすい。サービスや内需関連にも買いが入り、物色は半導体一辺倒ではなかった。

注目された値動き

  • 売りが目立った分野:半導体製造装置、電子部品、非鉄金属
  • 買いが入った分野:鉱業、海運、サービス、消費関連の一角
  • 指数への意味:値がさハイテク株の値動きは荒かったが、TOPIXが日経平均を上回る上昇率となり、買いの裾野は一定程度広がった

個別銘柄の上げ下げを追うよりも、日経平均の反発が半導体株の本格反転なのか、それとも他セクターを含む買い戻しなのかを見極める局面だ。

外部環境:米物価と中東リスクが夜間の変動要因

東京市場の朝安には、米国のハイテク株安が影響した。加えて、ホルムズ海峡を巡る懸念など中東情勢の緊張が、原油供給や世界景気への警戒につながった。

為替は後場寄り時点で1ドル=162円20〜30銭台だった。急激な円高には振れなかったため、輸出関連株の下支えにはなった。ただし、円安だけで半導体株の売りを吸収できる局面ではない。

日本時間7月15日朝までに消化される米国の6月消費者物価指数(CPI)と、米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長による議会証言が、米金利とドル相場を動かす可能性がある。インフレ鈍化が確認されれば金利上昇への警戒が和らぎ、ハイテク株には追い風となる。反対に物価の上振れやタカ派的な発言が重なれば、再びバリュエーションの高い銘柄に売りが出やすい。

大引け後から次回立会日までに見る材料

7月15日の東京市場は、14日夜の米市場の反応を受けて始まる。国内で指数を大きく動かす材料が乏しい場合でも、海外の金利・為替・半導体株の値動きが寄り付きの方向を左右しやすい。

さらに、15日には米6月生産者物価指数(PPI)や米地区連銀経済報告(ベージュブック)、欧州のASML決算が予定される。16日にはTSMCの4〜6月期決算も控える。両社の需要見通しは、日本の半導体製造装置・電子部品関連に直結しやすい。

ここがポイント: 14日の反発は、前日の急落後に買いが戻る強さを示した。ただし、半導体株の持続的な反発を確認するには、米物価指標と海外半導体企業の業績見通しを通過する必要がある。

7月15日の注目点とシナリオ

翌日の立会日で確認したいのは、日経平均のプラス圏維持だけではない。TOPIXやグロース市場を含めて買いが続くか、半導体関連株が再び売りを主導するかが重要になる。

強含みとなる条件

  • 米CPIが市場のインフレ警戒を強めず、米長期金利が落ち着く
  • 米ハイテク株が下げ止まり、日本の半導体関連に買い戻しが入る
  • ドル・円が急な円高に振れず、輸出関連の重しが軽くなる

弱含みとなる条件

  • 米物価の上振れやFRB発言で金利上昇観測が強まる
  • 中東情勢を受けて原油高・リスク回避が再燃する
  • 半導体関連の戻りが鈍く、日経平均が値がさ株の売りで押される

14日は、下落で始まった相場が終値では反発した。しかし、次に確認すべきなのは日経平均の終値水準そのものより、米CPI後の米金利、ドル・円、そして半導体関連株が寄り付き後も買われ続けるかだ。ここが崩れれば、今回の反発は短期的な買い戻しにとどまる可能性がある。

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