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日経平均は4日ぶり大幅反発、半導体主導でもグロースは逆行安:6月9日の日本株

日経平均は4日ぶり大幅反発、半導体主導でもグロースは逆行安:6月9日の日本株

2026年6月9日の東京市場は、日経平均が前日比1,392円高の65,416円で引け、4日ぶりに大幅反発しました。米ハイテク株の買い戻しを受けて、前日に売られたAI・半導体関連へ資金が戻ったことが主因です。

ただし、地合いは全面高ではありません。TOPIXも上昇した一方、東証グロース市場250指数は下落しました。大型の半導体・電子部品・金融株には買いが入り、直近で物色されていた中小型テーマ株には利益確定が残った一日です。

  • 日経平均:65,416.63円、前日比+1,392.03円(+2.17%)
  • TOPIX:3,896.11、前日比+43.73(+1.14%)
  • 東証グロース市場250指数:740.60、前日比-7.44(-0.99%)
  • 東証プライム売買代金:概算10兆9,300億円
  • 次回6月10日は、日本の5月企業物価指数と米5月CPIが焦点
目次

主要指数と売買代金:大型株に資金が戻る

まず数字を整理します。確認時点は2026年6月9日16時37分ごろです。

指標終値前日比騰落率日中高値日中安値
日経平均65,416.63円+1,392.03円+2.17%65,485.16円63,918.96円
TOPIX3,896.11+43.73+1.14%3,900.693,856.35
東証グロース市場250指数740.60-7.44-0.99%757.32735.40

東証プライムの売買代金は概算で10兆9,300億円。前日の急落後としては商いを伴った反発で、短期筋の買い戻しだけでなく、主力株への資金回帰も入ったと見てよい場面です。

一方で、グロース250はマイナスでした。日経平均の上昇幅だけを見ると強い相場に見えますが、実際には大型株優位です。新興株まで買いが広がったわけではありません。

なお、東証プライムの騰落銘柄数については、参照した主要マーケットページでは16時37分時点で確定値を確認できませんでした。したがって本稿では、指数、売買代金、業種別騰落から地合いを判断しています。

主導したのは電気機器、保険、証券

業種別では、電気機器、保険、証券・商品先物取引などが上昇しました。前日に売られたAI・半導体関連への買い戻しが入り、指数寄与度の大きい銘柄が日経平均を押し上げました。

半導体・電子部品に買い戻し

米国市場ではダウ平均が下げた一方、ナスダックは上昇しました。インテルやマイクロンなどハイテク株が買われた流れを受け、東京市場でも半導体関連が見直されました。

トレーダーズ・ウェブによると、キオクシアホールディングスは後場に入って強く買われ、6%超上昇しました。前日にAI関連が大きく崩れた反動が出た形です。

宇宙関連は弱さが残る

逆に、アストロスケールホールディングス、QPSホールディングス、Synspectiveなど宇宙関連の弱さが目立ちました。

ここが今日の地合いを読むうえで重要です。買われたのは「リスク資産全体」ではなく、指数を動かしやすい大型ハイテクと金融の一角でした。テーマ株の一部にはまだ手じまい売りが残っています。

外部環境:円相場は160円台、金利は低下

為替は15時58分時点で1ドル160.14円近辺。前日比では小動きで、今日の株高を大きく左右した主役ではありませんでした。

日本国債10年利回りは2.67%と、前日比で低下しました。金利低下は高PERのハイテク株にとって支えになりやすく、前日の売りの巻き戻しを後押しした面があります。

一方で、米国では6月10日に5月CPIの発表が予定されています。ここでインフレの強さが再確認されると、米金利上昇を通じてハイテク株に再び売り圧力がかかる可能性があります。

大引け後の材料:個別決算は選別要因

6月9日の国内予定では、モロゾフ、ビューティガレージ、アールプランナー、アスカネットなどの決算発表が予定されていました。これらは市場全体を動かす材料というより、翌6月10日の個別物色に影響しやすい材料です。

6月10日もトビラシステムズなどの決算発表予定があります。指数が大型株主導で動いている局面では、好決算でも資金が向かう銘柄と向かわない銘柄の差が出やすくなります。

ここがポイント: 今日の反発は「急落後の買い戻し」と「大型ハイテクへの資金回帰」が中心です。中小型株やテーマ株まで一斉に買われた相場ではありません。

6月10日の注目点:米CPIまで上値を追えるか

次回立会日の6月10日は、国内では5月企業物価指数、海外では米5月CPIが焦点です。日本株は東京時間の取引中に国内物価指標を消化し、米CPIを前にしたポジション調整も意識されます。

強気材料はあります。

  • 前日の急落後、日経平均が65,000円台を回復した
  • TOPIXも25日線上を回復したとの見方が出ている
  • 米ハイテク株の買い戻しが続けば、半導体関連への資金流入が続きやすい

一方で、弱気材料も残ります。

  • グロース250が下落し、物色の広がりは限定的
  • 米CPIが強ければ、米金利上昇を通じてハイテク株の重荷になる
  • ドル円160円台は輸出株に支援材料でも、介入警戒や日銀利上げ観測を呼びやすい

6月10日は、日経平均が65,000円台を維持できるかだけでなく、TOPIXとグロース250がそろって上向くかを見たいところです。半導体だけで支える相場なら、米CPI前に上値は重くなりやすい。銀行、保険、内需株にも買いが広がるなら、反発はもう少し持続力を持ちます。

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