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4月6日の日本株は続伸、ただし後場は失速 4月7日は54,000円台定着と円安・原油の綱引きが焦点

4月6日の日本株は続伸、ただし後場は失速 4月7日は54,000円台定着と円安・原油の綱引きが焦点

4月6日の東京株式市場は、前場の強さに対して後場は伸び悩みという引け方でした。日経平均は前営業日比290円19銭高の5万3413円68銭で続伸しましたが、前場にいったん5万4000円台へ乗せた後は上値を削られています。

相場全体は強かったものの、買いが全面高に広がったというより、半導体やAI関連、海運、非鉄などに資金が向かう一方で、鉱業や電力・ガス、空運には売りが残りました。4月7日の焦点は、この「押し目買い優勢」の流れが続くのか、それとも原油高と金利高が上値を抑えるのかです。

  • 日経平均は4月6日大引けで 5万3413円68銭(+290円19銭、+0.55%)
  • TOPIXは 3653.22(+8.03、+0.22%)、東証グロース市場250指数は 740.69(+7.53、+1.03%)
  • 東証プライムの売買代金概算は 5兆2740億円、値上がり949銘柄・値下がり561銘柄で、地合いはプラス圏
  • 4月7日朝に向けては、米株高、日経平均先物の上振れ、ドル円159円台後半が支え材料。一方でWTI 112ドル台、米10年債4.33%台、日本10年債2.403%は重しになり得ます

ここがポイント: 4月6日は「上昇して終わった」こと自体より、前場の勢いを後場に維持できなかったことが重要です。4月7日は先物高を素直に現物が追えるか、それとも原油高と金利高で朝高後に伸び悩むかを見極める日になります。

目次

4月6日大引けの主要指標

まずは、直近で終了した4月6日立会日の事実を整理します。確認時点は4月6日大引けベースです。

  • 日経平均株価: 5万3413円68銭
  • 前日比: +290円19銭
  • 騰落率: +0.55%
  • TOPIX: 3653.22
  • 前日比: +8.03
  • 騰落率: +0.22%
  • 東証グロース市場250指数: 740.69
  • 前日比: +7.53
  • 騰落率: +1.03%
  • 東証プライム売買高概算: 16億5111万株
  • 東証プライム売買代金概算: 5兆2740億円
  • 東証プライム騰落数: 値上がり949、値下がり561、変わらず66

指数だけを見ると堅調ですが、日経平均の上昇率がTOPIXを上回った一方で、TOPIXの伸びは限定的でした。値上がり銘柄数は値下がりを上回ったものの、全面高というほどではなく、物色はかなり選別されています。

グロース250指数が1%超上昇した点も見逃しにくいところです。大型株だけでなく、値幅を取りにいく資金が新興市場にも戻っていたことを示します。ただし、新興株は地合いが崩れると逆回転も早いため、4月7日もこの強さが続くかは別問題です。

何が上げ、何が重かったのか

4月6日は「何でも買われた日」ではありませんでした。業種別の濃淡はかなりはっきりしています。

強かった業種

  • 海運: +1.55%
  • 非鉄金属: +0.94%
  • 精密機器: +0.86%
  • 銀行: +0.66%
  • 小売: +0.65%

弱かった業種

  • 鉱業: -3.33%
  • 電力・ガス: -1.90%
  • 空運: -1.01%
  • 陸運: -0.99%
  • 卸売: -0.90%

半導体・AI関連では、ロイターが東京時間中の動きとしてアドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンの上昇を伝えています。日経平均が前場に強くなった背景には、こうした指数寄与度の高いハイテク株の戻りがありました。

一方、原油高が続く局面では、同じ資源関連でも反応は一様ではありません。エネルギー供給不安で原油価格そのものは高止まりしているのに、4月6日は鉱業が下落率トップでした。資源高メリットだけで押し切る相場ではなく、地政学リスクを抱えたままの選別相場だったことがわかります。

外部環境は改善と警戒が同居

4月7日立会日を考えるうえで、外部環境は強弱が混ざっています。

支え材料

4月6日の米国株は小幅高でした。

  • ダウ工業株30種平均: 4万6669.88ドル(+165.21ドル、+0.4%)
  • S&P500: 6611.83(+29.14、+0.4%)
  • ナスダック総合: 2万1996.34(+117.16、+0.5%)

日経平均先物も4月7日3時20分時点で 5万4012.5円 と、現物の4月6日終値を上回る水準でした。寄り付き前の先物だけで当日の方向が決まるわけではありませんが、少なくとも外部環境だけを見れば、日本株のスタートは買い先行を想定しやすい状況です。

重し材料

ただ、安心し切れる材料配置でもありません。

  • WTI原油先物は4月6日に 112.41ドル で終了
  • Brent原油は 109.77ドル
  • 米10年国債利回りは 4.33%前後
  • 日本の新発10年国債利回りは4月6日引けで 2.403%
  • ドル円は4月6日東京時間に 159円台後半 で推移

原油高はインフレ再燃への警戒につながりやすく、米金利の高止まりは高PER株の評価を圧迫しやすい材料です。日本株にとって円安は輸出株の追い風ですが、今回は「円安だから無条件に買い」となりにくい局面です。円安の背景に米金利高とエネルギー高があるため、輸入コストや実質購買力への逆風も同時に意識されます。

さらに、4月6日に発表された米ISM非製造業景況指数は 54.0 と、市場予想の55.0を下回りました。景気の底割れを示す数字ではないものの、米景気が加速一辺倒ではないことを改めて示しています。

4月7日の日本株で見るべき点

4月7日は、4月6日の延長線で見れば上方向を試しやすい朝になりそうです。ただし、焦点は「寄り付きで上がるか」ではなく、上げた後に残れるかです。

1. 日経平均が5万4000円台を保てるか

4月6日は前場に5万4000円台へ乗せながら、終値では維持できませんでした。4月7日に先物高で始まった場合、再び5万4000円台を回復しても、そこから売りに押されるようだと短期筋の利食い圧力が強いと見やすくなります。

逆に、5万4000円台をザラ場だけでなく終値でも維持できれば、地合いはもう一段強気に傾きやすくなります。

2. 半導体・AI関連が続くか、TOPIX型へ広がるか

4月6日は指数寄与度の高い主力ハイテクが相場を支えました。4月7日に重要なのは、その強さが続くかだけではありません。

  • 半導体株だけが買われるのか
  • 銀行、海運、非鉄など景気敏感株にも資金が残るのか
  • 値上がり銘柄数が再び値下がり銘柄数を明確に上回るのか

この3点がそろえば、日経平均主導からTOPIX型の広がりへ進みやすくなります。逆に、指数は高いのに値下がり銘柄が増えるなら、見た目ほど強い相場ではありません。

3. 原油・為替・金利のどれが主役になるか

足元は地政学リスクで原油が高く、同時に金利も高いままです。ここでドル円が160円方向へ進むと輸出関連には追い風ですが、原油高がさらに進めば空運や内需消費には逆風が強まります。

4月7日は次の組み合わせを見ておくと流れを掴みやすくなります。

  • 円安進行かつ原油高一服: 輸出主導で上値を試しやすい
  • 円安進行かつ原油再上昇: 指数は強くても内需や物流に逆風
  • 円高反転かつ米金利低下: ハイテクの割高警戒が和らぐ余地
  • 円高反転かつ地政学悪化: リスクオフ色が強まりやすい

大引け後の開示で気を付けたい点

4月6日大引け後は、個別では小売りや内需株を中心に決算・業績修正が出ています。例えば、イオンファンタジーの前期上方修正、壱番屋の今期見通し、アドヴァングループの今期営業増益計画と特別配当などです。

これらは市場全体を一気に動かす材料ではないものの、4月7日は指数全体よりも、決算反応が素直に出る銘柄群が増えやすい時期に入ってきたと見ておくべきです。指数が堅調でも、個別では決算をまたいで明暗が分かれやすくなります。

4月7日に向けた整理

4月6日の日本株は、米株高や中東情勢の過度な悪化回避期待を背景に上昇して引けました。ただ、後場に伸び切れなかったため、強い相場がそのまま加速する形ではありません。

4月7日の見どころは次の通りです。

  • 日経平均が5万4000円台を終値で回復できるか
  • TOPIXと騰落数がついてくるか
  • 半導体・AI関連以外に物色が広がるか
  • 原油高と米金利高が朝高後の上値を抑えないか
  • 決算反応が個別物色を強めるか

朝の先物と米株だけを見れば上向きですが、相場の本当の強さは後場で試されます。4月7日は、指数の高さよりも、値上がりの広がりと5万4000円台の定着力を確認したい一日です。

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