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6月26日の日本株朝展望:高値追い後の持続力、半導体と円相場が焦点

6月26日の日本株は高値追い後の持続力を確認、AI関連と円相場が朝の焦点

6月26日(金)の日本株は、前日の急伸を受けて高値圏で買いが続くか、利益確定が先に出るかを見極める朝になる。前日25日の東京市場では、日経平均株価が4.6%高の72,366.34円で過去最高値を更新したと報じられた。主役は米マイクロン・テクノロジーの好決算を受けた半導体・AI関連株だった。

一方、前夜の米国株はまちまちだった。ダウ平均は小幅高、S&P500は小幅安、ナスダックは下落。東京市場にとっては、米ハイテク株の温度感がやや冷めたことを、前日の日本株急伸がどこまで吸収できるかが最初の焦点になる。

  • 確認時点:2026年6月26日 8:00 JST
  • 前営業日:2026年6月25日(木)
  • 次の立会日:2026年6月26日(金)
  • 朝の主な焦点:半導体株の続伸力、円相場、金利、米インフレ指標後の米長期金利
目次

前営業日の日本市場:半導体主導で日経平均が急伸

25日の東京市場は、AI関連株への買いが指数を押し上げた。Barron’sは、日経平均が4.6%高の72,366.34円で過去最高値を更新し、米マイクロンの決算がAI投資への懸念を和らげたと伝えている。

上昇の中心は半導体関連だった。

  • アドバンテスト:15%高
  • キオクシアホールディングス:12%高
  • KOKUSAI ELECTRIC:11%高
  • ドル円:1ドル=161.83円付近と報道

この動きが重要なのは、単なる日経平均の上昇ではなく、AI投資の採算への不安がいったん後退し、日本の半導体製造装置・検査装置株に買いが集中した点にある。日経平均は値がさ株の影響を受けやすいため、寄り付き後はTOPIXや値上がり銘柄数もあわせて確認したい。

TOPIXとグロース市場は広がりを測る材料

日経平均が大きく上がった翌日は、指数の強さが市場全体に広がっているかを確認する必要がある。

見るべき順番は次の通り。

  • TOPIXが日経平均に近い強さで続くか
  • 東証グロース市場250指数に資金が回るか
  • プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回るか
  • 売買代金が前日の勢いを保つか

大型半導体株だけが強い場合、日経平均は上がっていても、投資家の体感は限定的になりやすい。逆にTOPIXや中小型株にも買いが広がれば、短期の過熱感をこなしながら地合いの強さを確認できる。

前夜の米国市場:AI関連に買い戻しも、ナスダックは下落

米国市場は日本株の追い風と警戒材料が混在した。APによると、6月25日の米主要指数は、ダウ平均が0.1%高の51,920.62、S&P500が0.1%安の7,357.49、ナスダック総合が0.5%安の25,358.60だった。

米マイクロンの好決算はAI関連への安心材料になったが、ナスダック全体は下げた。日本株にとっては、前日の半導体買いが「材料を織り込んだ後」になっていないかを見たい局面だ。

米国側で確認したいポイントは3つある。

  • マイクロン決算を受けた半導体株の買いが続くか
  • 米長期金利の低下がグロース株を支えるか
  • ナスダック安が東京時間の利益確定を誘うか

米株が全面高ではなかったため、26日の東京市場では寄り付き直後から一方的な買いを決め打ちしにくい。前日の上昇幅が大きいぶん、買い先行後に伸び悩む展開も想定しておきたい。

寄り付き前の外部環境:円安は支え、金利と原油は注意材料

寄り付き前に見るべき外部環境は、株価指数先物、為替、金利、原油の4つだ。特にドル円は、前日の報道で1ドル=161円台後半にあり、輸出関連や海外売上比率の高い大型株を支えやすい水準にある。

ただし、円安は全面的な追い風ではない。輸入コストや家計の物価負担を通じて、内需株には重しになる場面もある。

ここがポイント: 26日の朝は「円安だから株高」と単純化せず、半導体・輸出株に資金が残るか、内需・中小型に広がるかを分けて見る日になる。

日経平均先物

日経平均先物は、前日の急伸後に海外時間でどの程度高値を保ったかが寄り付きの目安になる。現物の寄り付き前には、大阪取引所やCMEの先物水準と前日の日経平均終値との差を確認したい。

注目点は次の2つ。

  • 前日終値72,366.34円を上回る水準で推移しているか
  • 高く始まった場合、寄り付き後30分で上げ幅を保てるか

為替と金利

ドル円が161円台で推移するなら、輸出関連には支えになりやすい。一方で、日本銀行の金融政策をめぐる見方が強まれば、国内金利の上昇を通じて不動産、グロース株、高PER銘柄には逆風となる。

Reuters系の報道では、日銀の6月会合で複数の政策委員がインフレリスクを意識し、利上げペースを速める必要性に言及したとされる。株式市場では、これが銀行株の支援材料になる一方、成長株には割引率上昇として意識されやすい。

原油

原油価格は、インフレ見通しと企業コストの両方に影響する。原油が落ち着けば、航空、陸運、化学、消費関連には安心材料になる。反対に再上昇すれば、米インフレ懸念と日銀の政策観測を同時に刺激しやすい。

26日の注目イベント:米インフレ指標後の金利反応を確認

26日の東京時間では、前夜に出た米経済指標を受けた米金利と為替の反応がまず材料になる。Kiplingerは、6月25日に米PCE物価指数、週間失業保険申請件数、GDP確報値、耐久財受注、個人所得・支出が予定されていたと整理している。

PCEは米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標として知られる。数字そのものだけでなく、米長期金利とナスダックがどう反応したかが、日本株の寄り付き後の資金配分に影響する。

26日に確認したい材料は次の通り。

  • 米PCE後の米10年債利回りの方向
  • ドル円が161円台を維持するか
  • 米半導体株の時間外・関連ニュース
  • 国内長期金利と日銀関連報道
  • 原油価格の反発有無

強気材料と弱気材料:高値圏では「上がる理由」より「崩れない条件」が大事

前日の上昇が大きいため、26日は強気材料があっても、寄り付き後の値動きが軽くなるとは限らない。むしろ、買いが続く条件と、失速する条件を分けて見たい。

強気材料

強気材料は、AI関連と円安を中心に残っている。

  • マイクロン決算を受けた半導体関連への安心感
  • 円安による輸出株の採算改善期待
  • 米金利が低下すればグロース株に追い風
  • 海外投資家の日本株選好が続く可能性

特に半導体株は、前日の上昇で指数を押し上げた主役だ。寄り付き後も売買代金を伴って上値を取れるなら、日経平均の高値更新を試す展開が続きやすい。

弱気材料

弱気材料は、前日の急伸そのものだ。短期勢にとっては利益確定の理由になりやすい。

  • ナスダックが前夜に下落したこと
  • 半導体株の上昇率が大きく、反動売りが出やすいこと
  • 日銀の利上げ観測がグロース株の重しになること
  • 円安が内需株や家計関連銘柄には負担になること

日経平均が高値を更新しても、TOPIXやグロース250がついてこなければ、相場は一部の値がさ株に偏っていると判断されやすい。

寄り付き、前場、後場で見るポイント

26日は時間帯ごとに見る材料を分けたい。寄り付き前の材料だけで一日を判断すると、前日の急騰後だけに振れやすい。

寄り付き:半導体株の気配と先物の位置

最初に見るのは、半導体関連の気配と日経平均先物の位置だ。前日終値を大きく上回って始まる場合は、寄り付き直後の上げ幅維持が重要になる。

確認点は以下。

  • アドバンテスト、東京エレクトロンなど値がさ半導体株の寄り付き後の方向
  • 日経平均が高く始まった後、5分足・15分足で上値を保てるか
  • TOPIXも同時に上昇しているか

前場:買いの広がりを確認

前場は、買いが半導体株から他セクターへ広がるかを見る時間帯になる。銀行、保険、商社、自動車、機械などにも資金が回れば、地合いは強い。

一方、日経平均だけが高く、値下がり銘柄が増えるなら、指数主導の相場として警戒が必要だ。

後場:週末前の利益確定と海外勢の動き

26日は金曜日でもある。後場は週末前のポジション調整が出やすい。前場に高値を取ったあと、後場に売買代金を伴って失速する場合は、短期的な過熱感が意識される。

後場に見るべき点は次の3つ。

  • 前場高値を上回れるか
  • 為替が円高方向へ振れていないか
  • 半導体以外のセクターが崩れていないか

セクター別の見方:主役は半導体、確認役は金融と内需

26日の主役は引き続き半導体関連になりやすい。ただし、市場全体の地合いを判断するには、金融と内需の動きも欠かせない。

  • 半導体・電機:マイクロン決算後の買い継続を確認
  • 自動車・機械:円安が支えになるか
  • 銀行・保険:国内金利上昇観測が追い風になるか
  • 不動産・グロース:金利上昇への耐性を確認
  • 小売・消費関連:円安と物価高への警戒が重しにならないか

半導体株が高くても、内需やグロースが弱い場合は、指数の見た目ほど市場全体は強くない。逆に、金融や輸出株が支え、グロース250も崩れなければ、高値圏でも買いの裾野は残っている。

きょうの想定シナリオ

26日の相場は、前日の勢いを引き継ぐシナリオと、利益確定が先行するシナリオの両方を置いておきたい。

強い展開になる条件は明確だ。

  • 日経平均が前日終値を上回って始まり、前場中盤まで上げ幅を保つ
  • TOPIXも上昇し、値上がり銘柄数が多い
  • ドル円が円安水準を維持する
  • 米金利上昇が限られ、グロース株が崩れない

反対に、弱い展開では次のサインに注意したい。

  • 半導体株が寄り付き後に急速に伸び悩む
  • 日経平均は高いがTOPIXが鈍い
  • ドル円が円高方向へ振れる
  • 後場に週末前の利益確定売りが強まる

高値圏では、上昇そのものよりも、下げた場面で押し目買いが入るかが大事になる。26日は、寄り付きの強さを確認したうえで、前場中盤と後場寄り後の値動きを分けて見る日だ。

最後に、きょうの確認ポイントを絞るなら次の4つになる。

  • 日経平均が72,366.34円を上回る場面で上値を保てるか
  • TOPIXと東証グロース市場250指数が日経平均についてくるか
  • ドル円が161円台を維持するか
  • 半導体株の買いが金融、輸出、内需へ広がるか

前日の急騰を受けた朝だからこそ、最初の上げ幅ではなく、9時半以降と後場の持続力を確認したい。

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