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7月13日の日本株、半導体買い継続を試す朝――日経平均6万9000円台の定着が焦点

朝の東京証券取引所と市場動向を示すイメージ

7月13日の日本株、半導体買い継続を試す朝――日経平均6万9000円台の定着が焦点

7月13日の東京株式市場は、日経平均が6万9000円台を回復・維持できるかが最初の焦点です。前週末の米国株は主要3指数がそろって上昇し、AI・半導体への買い意欲も続きました。7月10日の夜間取引で日経225先物は6万9360円まで上昇しており、現物終値(6万8557円73銭)を上回る水準です。

ただし、前週末の東京市場は前場の上げ幅を後場に縮めました。寄り付き後も先物主導の買いが続くか、それとも高値圏で利益確定売りが出るかを分けて見る必要があります。

  • 前営業日の日経平均:6万8557円73銭(前日比813円88銭高、+1.20%)
  • 前営業日のTOPIX:4036.08ポイント(+0.39%)
  • 東証グロース市場250指数:718.88ポイント(+0.47%)
  • 米国株(7月10日終値):S&P500は+0.4%、ナスダック総合は+0.3%、ダウ平均は+0.3%
  • 今週の重要日程:14日の米6月CPI、15日の中国4〜6月期GDP・日本の5月機械受注
目次

前営業日の東京市場:半導体が押し上げたが、引けにかけて勢いは鈍化

7月10日の日経平均は続伸しました。米ハイテク株高と原油価格の下落を受け、AI・半導体関連に買いが入り、前場には一時6万9000円台を回復しました。

終値は6万8557円73銭。東証プライムの売買代金は概算10兆4025億円と大きく、値上がりは815銘柄、値下がりは706銘柄でした。指数が上昇した一方で、銘柄全体が一方向に買われた相場ではありません。

日経平均の構成銘柄では、技術セクターの騰落寄与度がプラス1018円68銭だったのに対し、消費セクターはマイナス322円04銭でした。指数の強さは、幅広い内需株の上昇というより、値がさの技術・半導体関連への資金流入に支えられた面が大きいといえます。

ここがポイント: 日経平均は上昇して終えたものの、後場は利益確定売りで伸び悩みました。13日は「半導体株が買われるか」だけでなく、上昇銘柄数が広がるかも確認したいところです。

前夜の海外市場:米株高は追い風、金利と原油はなお警戒材料

7月10日の米国市場では、S&P500が7575.39、ダウ平均が5万2637.01、ナスダック総合が2万6281.61で取引を終え、いずれも上昇しました。AIブームの恩恵を受ける企業への買いが市場を支え、半導体関連にとっては東京市場の追い風になりやすい流れです。

一方で、米10年債利回りは4.56%へ上昇しました。金利上昇が続けば、高PERになりやすいグロース株や半導体株の上値を抑える要因になります。米小型株指数のラッセル2000が下落したことも、リスク選好が市場全体へ一様に広がったわけではないことを示しています。

原油は米国時間の取引で下落しました。エネルギー価格の上昇圧力が和らげば、輸入物価や企業コストへの警戒は後退しやすい半面、中東情勢をめぐる新たな報道が出れば、原油・金利・為替が同時に動く可能性があります。

寄り付き前に確認したい先物・為替・金利

先物は現物終値を上回る

7月10日夜間取引後の日経225先物は6万9360円でした。現物終値を約800円上回る位置であり、寄り付きは買い先行を意識しやすい水準です。

ただし先物の上昇だけで終日高を前提にはできません。前営業日には日経平均が前場高値から押し戻されており、寄り付き後に6万9000円台で買いが続くかが重要です。

円相場と長期金利の方向

ドル円は前週末に161円台後半まで円高・ドル安に振れました。輸出企業の採算期待には円高が重しになりやすく、先物高との綱引きになる可能性があります。

国内では20年国債入札が14日に予定されています。きょうの株式市場では結果はまだ出ませんが、超長期金利への警戒が強まる局面では、銀行株には支援材料となる一方、金利上昇に弱いグロース株や不動産関連には逆風になり得ます。

13日の材料と時間帯別の見どころ

きょうは国内外で市場を一変させる大型統計が集中する日ではありません。だからこそ、寄り付き後の先物・為替・セクターの足並みから、週初の需給を見極める相場になりそうです。

寄り付き:半導体主導の上昇が指数全体に広がるか

日経平均が先物に沿って上昇して始まる場合、東京エレクトロン、アドバンテストなど指数寄与度の大きい技術株の動きが指数を左右します。TOPIXが日経平均に追随できるか、値上がり銘柄数が優勢になるかを確認したい場面です。

前場:6万9000円台での売買の厚み

前営業日の高値は6万9374円86銭でした。この近辺を試しても売りに押されるなら、短期的な利益確定の強さが意識されます。反対に、この水準で売買をこなしながらTOPIXも上昇幅を広げるなら、先物だけではない買いの広がりを読み取りやすくなります。

後場:海外勢の不在と週後半イベントへの備え

きょう発表予定の国内材料は、15時の6月投信概況です。海外では米6月月次財政収支が日本時間14日午前3時に予定されています。日中は新規材料が限られるため、後場は為替と日経平均先物の変化、ならびに今週の米CPIを控えた持ち高調整に注意が必要です。

強気材料と弱気材料を分けておく

強気材料

  • 前週末の米国株が主要3指数そろって上昇し、ナスダックも堅調だった
  • 日経225先物が7月10日終値を上回っている
  • 原油価格が下落し、コスト上昇・インフレ警戒がいったん和らいだ
  • 東証グロース市場250指数も前営業日に反発し、大型株以外にも買いが入った

弱気材料

  • 米10年債利回りの上昇は、成長株のバリュエーションを圧迫しやすい
  • 円高が進めば、自動車・電機など輸出株の上値を抑える可能性がある
  • 7月10日は後場に利益確定売りが出ており、高値追いには売りも出やすい
  • 14日の米CPI、15日の中国経済統計を前に、積極的な持ち高を取りにくい局面も想定される

きょうの結論:寄り付きの高さより、6万9000円台での中身を見る

13日は米ハイテク株高と先物高を背景に、買い先行で始まる可能性があります。もっとも、重要なのは寄り付きの水準そのものではありません。

見るべきポイントは次の3つです。

  • 日経平均が6万9000円台で売りを吸収できるか
  • TOPIXと値上がり銘柄数が追随し、上昇が半導体株だけに偏らないか
  • ドル円が161円台後半からさらに円高へ向かうか、米長期金利が再び上昇するか

週初の値動きが強くても、米CPIを控えた金利・為替の変化で地合いは変わります。寄り付き後は指数の上げ幅だけでなく、半導体、輸出、銀行、グロースのどこに資金が広がるかを追うことが、次の立会日に向けた判断材料になります。

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