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10月5日の日本株朝展望:先物は6万9900円台、反発が市場全体に広がるか

朝日が差す金融街と相場の値動きを映すモニター。

10月5日の日本株朝展望:先物は6万9900円台、反発が市場全体に広がるか

週明けの日本株は、米国株高を受けた反発が焦点になる。2日のシカゴ日経225先物は円建てで6万9910円。東京市場の前営業日終値6万8309円46銭を上回っており、寄り付きには買い戻しを促す材料だ。

ただし、指数の反発と市場全体の回復は分けて見たい。 2日は東証プライムの値下がり銘柄が1306に達した。きょうは日経平均の上昇幅だけでなく、TOPIXと値上がり銘柄数がついてくるかが重要になる。

  • 日本株:2日は日経平均、TOPIX、グロース250がそろって下落。
  • 米国株:2日は主要3指数が上昇し、ナスダックが相対的に強かった。
  • 外部環境:先物は上昇した一方、米10年債利回りは終値ベースで上昇。金利低下だけを前提にした買いには注意が必要。
  • 当日の焦点:寄り付き後の買いの広がりと、23時発表予定の米ISM非製造業景況指数。

対象は2026年10月5日(月)の立会い。情報の基準は同日8時で、国内株は2日大引け、米国株・商品は2日の取引終了後の公表値を使用する。為替は取得できた時刻を個別に示し、週明けのリアルタイム値とは区別する。

目次

前営業日の日本市場:下落は大型株にとどまらなかった

2日の東京市場は、米雇用統計を控えた持ち高調整と、直前の上昇の反動が重なった。

15時30分の主要指数とプライム市場の概算値は次の通り。

  • 日経平均:6万8309円46銭、前日比647円26銭安(0.94%安)。
  • TOPIX:4091.00、前日比40.98ポイント安(約0.99%安)。
  • 東証グロース市場250指数:798.23、前日比4.11ポイント安(0.51%安)。
  • 東証プライム売買代金:8兆2978億円。
  • 東証プライム騰落:値上がり215、値下がり1306、変わらず31。

日経平均の値は日経平均プロフィル、市場全体の売買・騰落は岩井コスモ証券の市況解説、グロース250はトレーダーズ・ウェブによる。

値下がりはプライム銘柄の8割強に及んだ。特定の値がさ株だけが指数を押し下げた日ではなく、幅広い銘柄に売りが出たことが分かる。

このため、きょう半導体など一部の大型株が上がっても、それだけで地合いが回復したとは判断しにくい。TOPIXの反発と値上がり銘柄の増加が伴えば、買い戻しが市場全体に広がったと評価しやすくなる。

直近の米国市場:雇用減速を好感、ただし金利は上昇して終了

週末を挟むため、直近の米国現物市場は2日(金)の取引となる。

  • ダウ平均:5万1176.96、250.40ドル高。
  • S&P500:7722.72、56.27ポイント高。
  • ナスダック総合:2万7190.86、319.27ポイント高。

米雇用統計で採用の伸びが市場予想を下回り、早期の追加利上げへの警戒が後退した。主要3指数はそろって上昇し、ナスダックは約1.2%高と相対的に強かった。AP通信の市場報道が伝えている。

日本株への波及を考えると、ハイテク株の反発を支える材料になる。ただし、米国株高をそのまま日本株全体の上昇に置き換えることはできない。輸出株には為替、成長株には金利の動きが別に効くためだ。

寄り付き前の外部環境:先物高と金利高を同時に見る

先物は強い。しかし、株式を支える材料がすべて同じ方向にそろったわけではない。

日経平均先物は7万円に近い水準

株探の5日7時20分配信データでは、2日のシカゴ日経225先物は以下の水準だった。

  • 円建て:6万9910円、大阪取引所終値比1260円高。
  • ドル建て:6万9935円、同1285円高。

円建て先物は現物の2日終値を約1601円上回る。ただし、先物と現物は商品も取引時刻も異なる。この差を、そのまま寄り付きの上昇幅とみなすことはできない。

7万円に近づいて始まる場合は、節目を超えるかだけでなく、寄り付き後も買いが続くかを見たい。

米長期金利は下がり切らず

同じ市場データでは、米10年債利回りは5.279%、前日比0.039ポイント上昇。WTI原油は1バレル91.11ドル、1.76ドル安だった。

雇用統計直後の金利低下だけを切り取ると、成長株に有利な環境に見える。しかし、取引終了時点では米長期金利が上昇している。日本のグロース株についても、米ハイテク株高と金利高のどちらへの反応が強いかを確かめる必要がある。

原油の下落は、燃料費が重い運輸などの負担を和らげる方向に働く。一方、週明けに原油が反発すれば、その支援材料は弱まる。

為替は雇用統計後の円高が続いたかを確認

フィスコの2日NY為替概況によると、ドル円は156円95銭まで下落後、157円91銭まで上昇して取引を終えた。雇用統計後の円高が一方向に続いたわけではない。

国内長期金利は、OANDAの2日15時40分時点の市場まとめで、新発10年国債利回りが3.100%、前日比0.005ポイント上昇だった。

5日8時ちょうどのドル円と国内長期金利の更新値は確認できていない。寄り付き前後は、ドル円が2日のNY終盤水準から円高に振れているか、国内債券市場で利回りがさらに上がるかを確認したい。輸出株、銀行株、成長株で反応が分かれる可能性がある。

当日のイベント:米ISMは東京市場の終了後

きょうは国内の景況感を確認し、その後に米サービス業の強さを見極める流れになる。

  • 14時:9月消費動向調査。 消費者心理が改善したかを確認する。内需株を見る際は、指数の方向とあわせて家計の見通しに変化があるかが焦点となる。
  • 22時45分:米サービス業PMI確報値。 東京市場の終了後の発表予定。
  • 23時:9月米ISM非製造業景況指数。 景況感に加え、価格と雇用の項目が金利・為替にどう効くかを確認する。

国内予定は株探の週間イベント一覧、米サービス業PMIの時刻はKiplingerの経済カレンダー、ISMの予定はニューヨーク連銀の公表カレンダーを参照した。米国の時刻は日本時間に換算している。

米ISMの結果は、きょうの東京市場の立会い中には出ない。後場では結果そのものではなく、発表を控えた持ち高調整が焦点になる。確認できた予定からは、国内立会い中の特定の要人発言や決算を市場全体の主材料として挙げられる状況ではない。

強気と弱気のシナリオ:反発の広がりが分岐点

買いを支えるのは、米国株高とシカゴ先物の上昇。上値を抑え得るのは、金利高と寄り付き後の戻り売りだ。

反発が続く条件

  • 先物高を受けた上昇後も、日経平均が寄り付き水準を維持する。
  • TOPIXも上昇し、プライム市場で値上がり銘柄が広がる。
  • 半導体など大型株に加え、グロース250や内需株にも買いが入る。

この組み合わせなら、前営業日の幅広い下落から買い戻しが進んでいると判断しやすい。日経平均だけが突出して上がる場合より、反発の持続性を確認できる。

反発が失速する条件

  • 高く始まっても売りに押され、寄り付き水準を下回る。
  • 日経平均に比べてTOPIXが弱く、値上がり銘柄が増えない。
  • 円高が進んで輸出株が伸び悩む、または金利上昇で成長株が売られる。

この場合、海外株高は寄り付きで織り込まれ、その後は国内の売り圧力が優勢になっている可能性がある。日経平均の前営業日高値6万8741円49銭と終値6万8309円46銭は、上昇が崩れた際に位置関係を確認する目安になる。必ずそこで下げ止まるという意味ではない。

寄り付き・前場・後場で見るポイント

時間帯ごとに、見る対象を絞っておきたい。

  • 寄り付き: 日経平均が7万円近辺で始まるか。その後も買いが続くかを、TOPIXとあわせて確認する。
  • 前場: プライム市場の値上がり銘柄数と売買代金を見る。売買代金は2日の終日値ではなく、同じ経過時間で比べ、買いの広がりを確かめる。
  • 後場: 14時の消費動向調査後に内需株が反応するか。15時30分の大引けに向け、米ISMを控えた売りで上げ幅が縮まらないかを見る。

きょうの判断軸は、7万円という数字だけではない。日経平均の反発に、TOPIXと個々の銘柄がついてくるか。 寄り付きの勢いを確認したら、前場の騰落、後場の上げ幅維持へと視点を移したい。

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